理解と腹落ち

新入社員に水準測量を教えているうちに、ちょっと不思議に思ったことがあります。

新入社員は計算や手順を覚えると、とてもスムーズにこなしてくれるのですが実際に理解しているかどうかというと微妙でした。

水準測量の計算ができても「それが何を意味するのか?」と聞くと不思議そうな顔をするんです。

野帳の書き方もでき、レベルも据えられ、スタッフの読みも問題ありません。

水準測量ができるようになってきたねと言っても、なんだか物足りなさそうな顔をするので、それが私にとっては不思議でした。

最近、他業界のウェビナーを見ることが多く、そこで「腹落ち」という言葉がよく出てきたのを思い出して気付きました。 もしかして、スキルを習得する際には「理解」と「腹落ち」って違う段階の話なのかなと思いました。

「わかって理解する」と「腹落ちして納得する」は全然違うことだと感じました。

なので、教える立場になったら新入社員たちが本当に理解しているか、腹落ちまでしているかを確認しながら進めていかなければいけないなって感じました。
そのために実践や演習を通して腹落ちするまで理解を深めてもらうことが大切だと思いました。

いくつになっても人に教えるってことは難しいですね。

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